ギャルゲー日和(辻堂さんの純愛ロード マキルート編)

 こんにちは。今回でギャルゲー日和(辻堂さんの純愛ロード)は終了となります。今日は最後のマキルートになります。厳密にいうと、他に冴子ルートがあるのですが、内容は短くこれといったストーリーはないので割愛します。ご了承ください。それでは、辻堂さんの純愛ロード、マキルート編を始めます。

【マキルート概要】
 愛が別れようと言い出したことに対し、恋人じゃなく友達になろうと中途半端な返事をした大。これがのちに、大、マキ、愛の三人に確執を生むことになる。
 愛に友達でといったものの、愛のことが忘れられず一人涙する大。独りになりたがっていたが、いつもご飯を食べに来るマキの世話をすることに心安らぐ日々が続く。学校の期末試験近くになり、大とマキの関係に気付く愛。ヤンキーと付き合うことで、絡まれやすくなることを危惧して別れた愛は、大に激怒する。テスト終了後、改めてヤンキーと付き合う覚悟があるか問われる大。今度ははっきりとマキと付き合っていくことを明言する。そんな中、よい子は昔二人の関係を覚えていた為、お似合いだと思っている。冴子は、よい子に教えられ、マキのことを思い出し、しぶしぶながらも二人の関係を認めた。
 付き合いだしてから夏休み中、マキは実家の所用によりいなくなる。マキがいない間、とたんにマキに恨みを持つものが襲撃を仕掛けてくるようになった。愛は、大の安全のために、冴子を狂言誘拐を行い、最後の警告として別れさせようとしたが、それでも別れない大。思い余って愛はマキとケンカにて決着をつけることにした。
 決着がつき、二人は別れることはなかったが、その代わりマキはヤンキーをやめることにした。マキは祖母の命令でヤンキーをやめた証拠として進学に向け勉強することになった。そんな中で、大は養育院時代、マキと友達である約束をしたことを教えられる。すっかり忘れている二人だが、昔どんな関係だったか少しずつ思い出していこうとする大だった。

 以上、マキルート概要でした。他の二つのルートに比べると割かしあっさり終わってしまった印象でした。今回のメインヒロインであるマキさんは、とにかく腹ペコ可愛いキャラでした。某腹ペコ騎士王とは違い、なんだかペットを飼っている気分になります。ファンディスクでも腹ペコっぷりを発揮してほしいと思います。
 愛さんは珍しくクズっぽいところ(根本的な原因は全て大ですが)がありました。愛にも一般人と付き合う覚悟がなかったともいえますし、自分の思い通りにならなかったからと言って、何かと妨害工作を仕掛けるあたり、なぜそうなると言わざるを得ません。
 その一方、今回のルートで最も輝いていたのはよい子(良子)さんでしょう。マキルートに限らず、全ルートを通して個人的には一番精神的に大人なキャラでした。大には、自分がヤンキーであることをばれないようにしつつ、陰ながら二人を守っていること。時々、ヤンキーであることを隠していることをネタに、大の前でマキに強請られ気味になっているのも実に微笑ましい限りでした。この人にはぜひ幸せになってもらいたいものです。なので、今月発売予定のファンディスクでヒロイン昇格となり大とくっつくことに若干納得がいきません…
 さて、そんな大とは言うと、相変わらずのぐう畜っぷりをはっきします。人には要求するくせ、あれもやだ、これもやだとなかなかに自分の思い通りにいかなければ気が済まないというクズっぷり(本人に自覚なし)。一番許せなかったのは、酒に酔った拍子によい子に絡み、そのまま助平(レイプ)を働いたことでしょう。しかも、本人はその時の記憶は全く覚えていないというまさにクズ。何かどっかの裁判で、「女もイッたから同意したんだろ。だからセーフ」みたいな判決がありましたが、ゲーム中は許されても僕は絶対に許しません!
 マキルートでも他ルートと同じく2種類の姿が楽しめます。すっぴんマキか、日焼けマキ、どちらかを選択します。日焼けマキを選ぶと、もともとその場のノリで行動するマキがさらにヒートアップします。よい子のレイプも、マキがノリで大に無理やり酒を飲ませたことが原因ですし…(でも、大のことは絶対に許さないけどね!)僕としては、すっぴんマキの性格がちょうどよかったです。


 今回、辻堂さんの純愛ロードの総プレイ時間は、68時間34分でした。個人的に総評すると、実に魅力的なヒロインがいっぱい登場!でも、主人公はクズ!っという結論に達します。ストーリー内容は実に楽しめたのですが、主人公の性格をもう少しどうにかならないものかと…せめて、主人公の変態成分をもう少し押さえてくれることをタカヒロに願います。ストーリーの内容は楽しいので、ファンディスクも買いますが、後は主人公をどうにかしてくれればいうことなしです。

 さて、次回のギャルゲー日和は、2009年5月にLump of Sugarから発売された『タユタマ -It's happy days-』です。これは、『タユタマ -kiss on my deity-』のファンディスクにあたり、内容は各ヒロインのアフターストーリーとなります。タユタマは以前ギャルゲー日和でも扱いましたが、このファンディスクについても買ったものの手つかずのまま、約4年越しのプレイとなります。タユタマ一のぐう聖キャラであるゆみなが、どんな可愛いところを見せてくれるか楽しみです。それではみなさんごきげんよう、さようなら。
タユタマ-It's happy days-応援中!

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